もりゃきに後は無い

Realforceの修理記録

「Realforceの修理」と書くと、なんか凄い話に見えてしまうが、ただの断線修理です。 こちらの写真をご覧ください…

ことの始まり

Realforceは分解が容易なので、ふんふんふ~んと分解して掃除してたらやらかしたんですよ…

音もせずに切れてしまった

USBコネクタから伸びてるケーブルの、基板に差し込むコネクタをやらかしました。

己への過信から始まる過ち

「本当にどうしよう、ハンダでつけるのか?」などと焦りながら、某SNSに写真放り投げながら調べると、どうやら銀色部分は外れるらしいことが判明。
細いプラスドライバでは、作業が無理だったので、カッターナイフを差し込んで恐る恐る…なんとか、外しました。

ハウジングから離脱

この外れたコネクタ写真を某SNS(しつこい)にUPしたところ「XHコネクタかな?」という反応が!

ふむ、確かに形状はXHコネクタっぽい…というわけで、解説サイトや動画を見ながら以下のものを発注しました。

  • 精密圧着ペンチ PA-20 (¥3,177)
  • ワイヤーストリッパー (¥1,432)
  • XHコネクタ用コンタクト50個 (¥498)

待つこと1日、自宅に届いたので作業再開。
比較写真を某SNSにぶん投げてふんふんふ~んと歌う余裕もなく圧着作業。

ワイヤーストリッパで1cm程度、圧着部分を切り出し、XHコネクタ用コンタクトを PA-20 にて圧着。
難しいと聞いていただけあって、ここで「やったぜ」という達成感。

XHコネクタ圧着

ここでご指摘がありました。

このコネクタ違うよ

【悲報】XHコネクタじゃなかった(左:断線したRealforceのコンタクト、右:XHコネクタ用コンタクト)

「うわぁぁぁぁっ」って叫びたくなりました、ってか叫びました。
そう、見事にハウジング(白いやつ)に入らない。
入らなければ、圧着した意味がないというか有害である。 こんな細かい部品の加工(カット)、まず無理である。

幸い圧着技術が未熟だったため、容易に外す事はできたものの、もう失敗はできない!いやマジで!

やればできる、金さえあれば

Realforce側のコネクタを元に探してみると、どうやらEHコネクタのようだ。
わざわざ赤を入れてくれたお方も「多分コレ」と仰るので、EHコネクタ用コンタクト発注。

  • EHコネクタ用コンタクト+送料 (¥989)

またまた待つこと1日。今度こそ!

EHコネクタ用コンタクト

おお、ほぼ同じじゃないか!コレコレ、これだよ、これを待っていた!

※圧着の方法や器具の使い方「xh 圧着」などで検索し、マニュアルや解説サイト、解説動画を参考にしてください。

XHコネクタの時は「圧着端子を間違えていたから簡単に外れてラッキー」で済んだけど、 今度は「圧着が外れてはいけない」心底緊張しながら、圧着ペンチを強く握り混みます。
ケーブル側は、あまり力を入れすぎてはいけません。

圧着した直後の写真は撮り損ねてしまったけれど…

圧着および接続完了

断線した分、ちょっと無理目ではあるものの、無事接続完了。

復活したRealforce

こうして無事、Realforce臨死体験二泊三日の旅は無事終えたのでした…

臨死体験旅行費:¥6,096

ねえ、もしかして新しくキーボード買った方が安かった?